困ったときの「植解」さん。今回18回目です。


9月に入り、時間は見つかり次第ミニ個展の準備に宛がってきました。で、ブログを準備するはずの今日は、その搬入と飾り付けの日、ブログの原稿どころじゃない。で、一味違う植物解説です。これ、困ったときにはまだ10回以上使えるはずです。

解説文は、実際には17文字×4行の68文字が限度なのですが、作品をお見せできないこのサイトでは、ちょっぴりその辺の説明を潜り込ませているため、部分的に字数を増やしています。

●タカサゴユリ(ユリ科)   秋、果実は天然ドライフラワーに。平たく薄いタネは風にふわふわと浮き上がり、上端から一枚ずつ旅立ちます。外皮のほつれを縫い合わせる白いネットはこぼれ止めです。

●タチツボスミレ(スミレ科) 日本のスミレは種類も多く、しかも同じ時期に咲くので、名前や区別に混乱も見られます。これは北から南まで一番普通に見られ、個体数も一番です。

●タブノキ(クスノキ科)   葉にも幹や枝にも精油が含まれ、芳香を放ちます。葉や樹皮から得られる椨粉(タブコ)は、お線香を固める接着料として使われます。      

●タマゴタケ(菌類)     煮汁は真っ黄色になります。コクがあり、とても美味しく食べられます。本当です。同じ仲間で猛毒を持つテングタケと同科で、見た目そっくり。 

●タマネギ①(ユリ科)    古代エジプトの労働者は、報酬としてニンニクやタマネギを受け取りました。帆船時代、日保ちのよいタマネギは来る日も来る日も船上の食卓に……。

●タマネギ②(ユリ科)    エジプトでは古代から栽培され、欧米に広まったのは1617世紀。冷蔵庫なしで何ヶ月も航海する帆船時代、日保ちのよい玉ねぎは毎日食卓に……。

●タラノキ(ウコギ科)    天ぷらにして「山菜の絶品」と呻く人は多いです。高い枝先の芽をどう採るか。名人は幹の中間、目の高さを思い切り叩き、反動で飛んだ芽を草叢に探す。

●ダリア①(キク科)     天才詩人にして政治家ゲーテは、ダリアマニアでした。庭には70品種ほどが咲き競っていたとか。しかし今、園芸品種はなんと世界で2~3万種。  

●ダリア②(キク科)     ナポレオン妃ジョセフィーヌは、マルメゾンの館でこれを熱愛しましたが、妬んださる貴婦人が愛人を使ってその一種を盗み出すと、熱は冷めました。

●ダルマギク(キク科)    なぜ「ダルマ」なのか定説はないのですが、描かれた葉を見れば、姿といい厚みといい、何となく「ダルマ~」という感じ。

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