久しぶりに「一味違う植物解説」。今回第20回です。


この「植物解説」ですが、今回は9種10項目。実はボクの生徒各位の中で、この「解説」への視線は、冷笑派と無関心派と絶賛派に3分されます。で、今回予告を一回ズラしたのは、そんなことからボクの心のタジロギが表に出てしまったためです。ところでこれ、もし皆さんの中で「使いたい……」などのことがあるならば、どうぞ無断でご使用、大歓迎です。

●ツリバナ(ニシキギ科)   名の通り花も吊り下がるのですが目立たない。ところが秋、実が熟して赤い果皮が裂け、赤いタネがモビールみたいにブラ下がり、「見て…見て…」。

●ツルウメモドキ(ニシキギ科)花がウメに似ています。美しい赤い実は枝ごと生花に使われ、ツルはリースに。緑化用に導入した米国では今、ツルがはびこって困っているそうです。

●ツルコケモモ(ツツジ科)  高山植物だから馴染みがないのも道理。針金のような枝が地面を這います。ツツジの仲間には毒のあるものが多いのですが、これは何と食べられます。 

●ツルハナナス(ナス科)   実は結びません。枝先に固まって咲く白や紫の花を観賞します。野菜のナスの花にそっくり。枝はどんどん伸びてツルになり、他のものに絡みます。              

●ツワブキ①(キク科)    葉にツヤがあるのでツヤブキ、それが訛ってツワブキ。フキなら冬には枯れますがツワブキは常緑。花も美しい上に品種も多く、庭園に人気です。   

●ツワブキ②         キャラブキは、このフキの葉柄から作るのが本物です。戦後の食糧難時代、沖縄ではこれを炒めた料理、チーパーフジュネーが広まりました。   

●テーブルビート(アカザ科) アブラナ科のカブやラディッシュにそっくりですが、無関係。アカザ科のホウレンソウとは親戚です。ロシア料理のボルシチにはかかせない食材です。

●テッセン(キンポウゲ科)  花も観賞用で美しいのですが、名は、細いのに針金のように強靭なツルから。同じ仲間のクレマチスとの交配で、多くの園芸品種が生まれています。

●テッポウユリ(ユリ科)   琉球列島の海岸で自生しますが、交配とか改良とか考えるまでもなく、そのままで美しいため日本の各地で栽培され、市場に出回ります。                       

●デュランタ①(クマツヅラ科)南アフリカを中心に30種が知られていますが、園芸上で扱われるのはそのうち一種(原種)だけ。中世の植物学者デュランテスの名から命名です。    

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