水彩色鉛筆による植物画、にじみを使った水彩画


IMG_0524 s-IMG_0520 ボクの教室では透明水彩絵具を使い、植物画を教えています。しかし生徒さんの中には、植物画は植物画として、他のジャンルにも関心を広げる人が時折出てきます。

左の二枚は、普通の色鉛筆による作品です。本文の内容とは直節関係はないのですが、つまり意味の薄い挿絵です。

過去の例としては色鉛筆(普通の油彩色鉛筆)か水彩風景画というのが定番でした。そんな場合ボクは、生徒さんが関心を寄せる画材や技術についてできる限りの情報を提供するように努めています。

現在進めるお稽古内容に対して相性の点で迷いが生じ……ということなら……異なる双方のジョイント部分までは、ボクの方にも多少は責任がありはしないだろうかという思いからです。第一こちらも楽しいし勉強になるし……。

ところが最近は、画材にも技法にも多様性の時代という風潮が影を落とし、対応するボクの方もうかうかしてはいられなくなっているのです。現在相談を受けているのは、何と色鉛筆は色鉛筆でも水彩色鉛筆、もう一つは、同じ水彩画ではありながら普通の風景画や静物画ではなく、にじみのトーンと技法を全面に使う作品制作なのです。

「にじみ水彩画」は、オブジェクト(描く対象物)の輪郭内ににじみを使うものなら通常の技術の内側に収まるのですが、物の輪郭も含め、画面全体がにじみに覆われる絵で、花などを描けば夢のように美しくロマンティックな作品に仕上がります。透明水彩画の世界にもともとあったジャンルではなく、少数のわずかな絵描きさんによる、前衛的な活動とも言える、比較的新しいものではないかと考えています。

もう一つの水彩色鉛筆ですが、ただの色鉛筆の作品ならボクもいくつか描いていますから、指導の点でも問題は少ないのですが、水彩色鉛筆が「透明水彩絵具」と「油性色鉛筆」とのニューハーフだといっても、せいぜいここ数十年に満たない新顔です。しかしそこでボクは、大きな認識不足を暴露したのです。「君ね~、これ、ちゃんとした絵を描くにはまだまだ未完成な色材じゃないかな~」。

そうは言ったものの急に不安になり、帰宅して調べたのですが、何と、手持ちの画集の一部に「wartercolour pencil」と画材表示された作品群が13点も並んでいるのを見つけたのです。しかも透明水彩絵具による作品と優劣も着けがたい美しさと高い完成度で……。ただこれらの作品はすべて韓国の愛好家の方々の作品で、ボクは日本人の作品はまだ見ていないのですが、それはともかく、ボクはどうしたらいいのでしょう。

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