一味違う植物解説(第21回)


「一味違う……」も21回を数えるまでになり、項目は200を超えました。昨今の園芸界は名前を聞いても姿はすぐには思い浮かばない外来の植物が大繁盛ですが、そんな中でもこの「解説」に載せる植物は、一度見る機会があれば、あっ!これか~、と納得するものばかりです。写真やイラストを付ける余地がないのがとてもも残念です。

 ●デュランタ②“タカラヅカ”(クマツヅラ科) 日本の種苗会社が改良を重ね、白・縁・濃紫の花を咲かせる本種を作出、「タカラヅカ」と名付けました。以来、デュランタの代表品種です。         

●テラオカアザミ(キク科)          一般にハナアザミと呼ばれるノアザミから改良された園芸品種は、江戸時代からありました。これもその一つですが、創出は昭和初期のよう。

●デンドロビウム①(ラン科)        日本のセッコクもこの仲間ですが、普通は洋ランに限った呼称です。名は属名で、「木に生える」というギリシャ語。本当に樹木に着生します。   

●デンドロビウム②             名は「木に着生する」という意味です。着生ランはほかにもたくさんありますが、それがない欧州の学者が命名したので、名付けもつい大袈裟に。

●テンナンショウ属の一種(サトイモ科)     この仲間の花の底はワナのよう。雄花を訪れた昆虫は花粉付着後に脱出が可能ですが、雌花を訪れれば出口はなく、受粉に協力した後は天国へ。

●デンファレ(ラン科)            ランの仲間の分類は複雑ですが、これはデンドロビウム属のファレノプシス(コチョウラン)を交配した品種の一つ。だから「デン+ファレ」。

●トウガラシ(ナス科)           もともと辛さが身上。これが辛くなくなると、料理が料理でなくなる料理もたくさんあります。ところで最近、観賞用の鉢植え品種が急増中。

●トウガラシ “パプリカ”(ナス科)             えっ!トウガラシ? パプリカじゃないの?  植物学上の種名は「トウガラシ」で、その下に付く「パプリカ」とか「ピーマン」は品種名です。

●トウガラシ(観賞用)             近年急増中。食べられるの?「料理に使ったけど違和感なし」という人もいますが、専門家は「弱毒性のものもあるのでお薦めはできません」だって。

●トウゴマ(トウダイグサ科)                観葉植物の顔もありますが、種子から採れるヒマシ油が有名。下剤や化粧品、絵具の溶剤になり、前大戦では飛行機のエンジンオイル(!)にも。

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