何と、専用リュックがありました! (搬送具 第二幕)


s-IMG_3029s-IMG_3030s-IMG_3036ところで今年、過去60年手放したことのなかった車の運転をやめました。この辺の事情は2018年1月15日、3月4日、同9日と、未練がましく三回にわたってブログに書いておきましたが、鼻歌交じりで通った郷愁もさることながら、困ったのはまたまた荷物の搬送です。最後のころは、重さだけでも13キロになっていて、これはもうバス通勤の身では見直し程度の対処ではどうしようもなく、ついにサラリーマン時代の革カバンを持ち出し、必要最小限のものだけを入れて運ぶ仕儀と相成りました。

あきらめた中で主なものは、ボクの作品とお弁当です。お弁当の方は、施設に付属している食堂で事足りるのですが、プラスチックケース1枚ごとに収納したボクの作品群は70余点で5キロにもなるため、スッパリ諦めました。

しかしこれが間違いだった。

講師の昔の作品など……と考えれば、確かに鼻も引っ掛けてくれない生徒さんも多い中、毎授業ごとに全作品をひっくり返して見入り、「これお借りしていいですか」と持ち帰り、コピーをモデルにして模写し、「ここんとこ、先生のどうなっていたかしら」とお同じ植物種の作品を探し回り、「あれ、ないんですか~。今度持って来てください」とオーダーを受け……と、これで結構使われてはいたのです。

作品を持ち込むことをやめて数ヵ月も経つと、「あれがあればいいのになあ」という雰囲気がじんわり感じられてきます。

で、歴史始まって以来という猛暑・烈暑の中、ボクの頭の中に次第に「リュックサック」へのコダワリが生じてきました。いや、ただのリュックなら、もう車をやめる時点で考えてはいたのですが、ボクに必要なものは、余裕を含めて縦50センチ・横40センチは必要な8号の画用紙が、折らないままそっくり入るリュックサックなのです。カバン屋から登山用品店まで回りましたが、ない。

ところがあった! 最後に見つけたのは、何と絵具メーカー「ホルベイン」製。カタログを頼りにサイズを何度も計り、メーカー側に電話で造作を確認し、世界堂に頼んでどこか遠くの系列店から実物を取り寄せ、これは違うといって返却し……夏も終わりに近づくころ、ようやく世界堂経由でメーカーから品物が届きました。真っ黒で真四角、厚み(奥行き)は平べったい変なリュック、その名も「スケッチ・リュック」です。

もう車はないのですから、家の近くから乗って、週二回のうち一回はどのみち乗り換え、後はそれぞれうまい乗り継ぎのコースがないために歩きます。水曜日は県立相模原公園の端から山の上の教室まで公園敷地内を斜めに……、木曜日は相模原駅に向かうバスを途中下車して街中を市民会館まで真っ直ぐ……いずれも片道15分、1キロほど!

作品群など全部入れると重さは9キロに近づき、肩にギシギシ食い込みはするのですが、とにかく一人で歩いて運べるしバスにも乗れる。ま、お弁当はやっぱりムリでしたけど。

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