「植物画」にならないモデル(1)


植物画のモデルには、「生き生きしている植物」「自然の姿を保っている植物」でなければ使えません。

「そりゃ、ま、そうでしょうね……、知ってますよ」と言いながら、多くの方が不合格部分に気づかず、見逃しています。

で、お尋ねしますが、あなたはかつて、お家にあった鉢植えの植物を描いたことはないでしょうか。いえ、お家にある鉢モノはダメ、なんて言っているのではありません。「ダメ」ものであるのですが、気づかずに描いていることが多い、と申し上げたいのです。長い間に枝が混み合って……、でもそれだけなら、形の良い一枝、あるいは一株を、周囲のその他大勢からティッシュなどで囲い出す(2014・5・25「叢生鉢植えから小品を生み出す」)方法もあります。

問題は、例えばお家で長い間育てている間に、花や葉が混むだけではなく、年々小さく矮小化されてしまっている場合などです。まず「実寸大」という要求に応えられません。標準的なその「種」から姿形が離れ、むしろ奇形に近い仲間に入ります。

もう一つ、恐らく株の幹や枝、梢には切除や剪定、刈込などでハサミが入っている可能性があります。すると、それだけで枝や葉、花の生える位置・順序(葉序・花序など)が不自然になっている可能性が高いのです。この場合は、お家で管理された鉢にとどまらず、お店から買ってきたばかりの鉢、いや可能性としては露地植えの苗木など全商品にも普通に見られる注意点です。

これ、次回に(2)として「続編」を載せます。あ、その後(3)もあります。

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