色相環と、「色」を整理する話


IMG_0695

皆さんは、プリズム(普通三角柱形の透明体)を通った太陽光がさまざまの色に分かれて白い壁面に映った図(スペクトル)をご覧になったことがあると思います。自然光なら同じ分光(色と並び方の順序)の結果になります。つまり赤、オレンジ、黄、緑、青、紫です。それを描いたのがイラストの「帯(文章最下端)」ですが、これは絵具で描いているのでいい加減なもの、インチキ・スペクトルです。しかしこの、プリズムの光の帯の端と端とを結んで輪にすると、「色相環(しきそう・かん)」ができます。

 作り方。図のような輪(最上端)を描き、内側に中心線を3本描いて円を6等分します。12時の場所に赤、4時の場所に黄色、8時の場所に青を塗ります。塗った三色、赤、黄、青は三原色です。赤と言っても、いくつかある赤のどれか、黄色と言ってもどの黄か、青はどれか……これが決まれば、この3色だけでどんな色も作ることができます……理論上は! 

現在、実際に使われている三色は、コピー機や印刷機で使われる赤(赤の中の「マゼンタ」)、黄(イエロー)、青(青の中の「シアン」)です。

 次、赤と黄の間(文字盤2時の所)に、赤と黄色を混ぜた色を塗ります。「橙」とか「オレンジ」とか呼ばれる色ですね。「赤」と思う絵具に「黄」を等分に混ぜたらいかがでしょう。次は6時の文字盤です。黄と青の中間ですから「緑」を入れます。最後、10時の所、青と赤の中間ですが、両方を混ぜて「紫」。

 この色相環(最下端)を「6色相環」と呼びます。色で埋めた場所が6ヵ所(6色)あるからです。

 この色相環は、赤から初めて時計回りに回り、6色を収めました。しかし、赤とオレンジの間に両者の混色を挟み、オレンジと黄色との間に両者との混色を挟み……と進めると、12色相環(最後から二枚目のイラスト)ができます。これをなお進めていくと、色相環は無限に広がります。とはいえ、隣接色相以外の色同士の混色や無彩色との混色(茶色やオフホワイトなど)は、色相環では表せません。表す方法はあるのですが、図は立体になります。

次回はこの続きで、これをどう使うかという実用面での情報をお伝えします。 s-IMG_3042

IMG_0942IMG_0697

カテゴリー: 未分類, 混色の知識, 色彩の知識   パーマリンク