生徒さん全員に、2度目のハガキを出しました。

投函したのは昨日の午後、着くのは明日でしょうか。最初のハガキは2月下旬。そのときは、コロナを避けて3・4・5月は教室お休みという内容でした。今回は、5月までのお休みは終りだけど、続けて8月末まで第二次のお休み、ということです。

コロナ禍は感染者などやや下火になってきて、世の中は緊急事態宣言の解除地域も発表され、今度は油断、手抜きを警戒する空気が強まっています。ところがボクや生徒さんのほゞすべては、住処も活動拠点も神奈川県、それに隣り合う東京都なのです。大阪、京都などと並んで、緊急事態宣言継続地域です。神奈川県相模原市としては、そこが管理・所有し運営する会議室・教室など全施設を、宣言にしたがって休業にしている……つまり市民は使えないのです……8月末日まで。で、それら施設を利用して授業をしているボクたちとしては、嫌も応もなく授業は休みになるのです。教室主宰者としての決断も迷いもありゃしません。

ところでさらに、もっと大きな問題が遠くにちらちら見え始めたのです。9月に入って半年ぶりの授業で再会を祝し、画材を広げるボクたちの耳に、「ブリ返し」や「第二波」などのテーマ音楽が聞こえ始め……。嫌なことですが、しかし覚悟と用意はしておかなければなりません。100年前の「スペイン(その国とは何のつながりもないそうですヨ)風邪」のときも、その後も、パンデミックごとにこれは付き物で、第二次がひどい、第三次は消滅の予兆、などなど、いや、やめましょう、おしまい、お元気で、さようなら。

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毎日ヒマ? とんでもない。やってもやっても終わらない仕事!

 

教室を休みにしてから、もう2ヵ月半近くが過ぎました。で、ヒマ……? いや、違うのです。4月の下旬、いろいろ考えたのです。あ、そこまではヒマでした。だから考えたのです。マンションの階段を100段近く何回か上り下りすることを始め、さまざま頭に浮かびました。で、今は、階段の方はちゃんと続いてはいますが、細々……。

で、もう一つ。自分の将来に、なお洋々たる時間が待ち受けているわけではない。これに突然気が付いた。

で、過去の自分の作品、植物画の作品ですが、これを総ざらいして、どのように使えるか使えなのいかを考え始めたのです。大変大きな、夢と希望が渦巻く「何かしら」のように聞こえますか。大丈夫、どんどんしぼみます。

過去、ずいぶん描いてきました。しかし今手もとに原画としてあるのは、100枚には満たないかもしれません。売却・寄贈したもの、数十枚のパックをそっくりゴミ焼却場に、もちろんうっかりして渡してしまい、直後、泣いても叫んでもついに戻らなかった作品群。で、驚くようなことも起こりました。知らない過去からずっとそれらを、会館のコピー機で複写し、専用の大きなファイルに保存、ごみ焼却場の事件を知ってそれをそっくり返却寄贈してくれた生徒さんがいたのです。ウソのような事実です。これ、また泣きました。

さらに、だれも見向きもしないでボクの手元に残り続けた作品や、欲しいと手を出されながら、こればかりはと渡す気にならなかった作品。さらにさらに、原画は誰かのもとに嫁いでしまったけれど、高額な複製写真、一般コピーなどで手元に残ったあの作品、この作品……。売ってしまえばお金は入るけど絵はボクのところから消える。じゃ、きれいに額装してお医者さんや病院にリースしようか、などなど、毎日毎日考えているのです。

ま、もう少し考えよう……などと夢に見るほど考えて、とにかく作品整理と解説だけはまとめておこう……と、作業にとりかかったのです。で、忙しい、忙しい!!……のです。

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運動を始めました

運動を始めました。コロナの感染拡大が目立ち始めた3月初めから教室を休みにし、まる2ヵ月あまり、先ごろ突然身体の不調を感じ始めたのです。まず日中、なんとなくダルイ、気力が湧かない、動くのがおっくう、ウトウトしがち……。

過去2ヵ月の間、することといえばカミさんについていく買い物、散歩、歯医者や床屋、です。そんなものはまとめて数えても週に2~3回、しかも10時前に動き出せば、昼には家に戻れます。家ですることと言えば、本を読むかパソコンに向かうかだけで、TVはあまり見ない。

TVで思い出したのですが、カミさんは最近TVを前にしてよく体操をしています。両手を前に出して足を踏ん張り、次には少しずつ不思議な動き方に移る。そのせいだけでもないのでしょうが、気力も体力もいつも充実している感じです。

で気が付いた。ボクは長期の家庭内生活で、体力が衰え始めているのだ! 自分の年齢を考えれば、これ以上坂を下り続けると元には戻れないかもしれない。

これが一昨日のこと。ボクはマンション住まいで、8階建ての6階に家があります。この建物の階段を、上から下まで使って体力・筋力を回復しようと思い立ったのです。で、その日から早速始めました。一階分の階段は14段で、7段ずつ途中で折れ曲がっています。一階部分が少し変則ですが片道総計98段。これは元気よく歩けば2~3分、往復196段、5分の道のりです。初回はこれを3セット、つまり3往復588段で、実際には20分。お昼を食べてまた3セット、夕方に1セット、総計7セット、1372段……すいません、細密画などやっていると細かくなるのです……40分前後をかけました。

昨日、第2日目も、ふくらはぎの痛みをこらえながら同じだけ上り下りし、今日、第3日目はこれからです。

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ワンポイント・アドバイス/塗るときはⅠ区画ずつ!

IMG_0630IMG_0528IMG_0777キャベツです。畑にはえている姿のままです。でも、これから述べることは、キャベツだけの話ではなく、植物画、細密画に関しては、虫でも植物でも同じことです。つまり結論は、塗る場合、あっちこっちのデッサン区分に同時進行的に筆を入れ、全体を少しずつ塗り進める……これはお勧めできません。ではどうするのか。キャベツを例にとれば、うまい具合に葉の内側はさまざまの脈で仕切られた大小の枠がたくさんあります。これを下塗りだけはデッサン線の境界を越えていくつかは塗りますが、本塗りは端から一枠つずつ丁寧に塗っていきます。塗り始めた枠は最後まで塗り続け、そこが完成するまでもっていきます。イラスト写真をご覧ください。ほとんど仕上がった部分と、まだ白紙のままの部分がはっきり分かれています。これを、広い範囲で少しずつ、あっちこっち同時進行すると、どの枠も中途半端の彩色になり、完成が未完全になります……必ず。「一枠ずつ進めていくと、色調がそろわない?」 大丈夫です。むしろ、「ここから右下に向かって、緑色が薄く淡くなっていくな。あ、陰影が少し激しくなる」などの読み、構えが生じ、部分部分がきちっと「出来上がって」ゆきます。逆に同時進行型では、仕上がりも陰影もだらだらした印象になり、どこも「けじめを感じさせる作品」にはなりません。

イラスト写真解説:写真①は完成作品。写真②は、キャベツ下部分の仕掛り状態。これから塗る下塗り部分が見えます。写真③は、写真③の限定範囲だけの完成です。描き進めたのはあくまでも葉一枚ずつせ、今完成これだけ固まったのです。さらに上の部分は、すでにデッサンは仕上がっていますが、薄くて見えません。

上のことは、とくに葉ボタンや、八重咲の花などを塗るとき、重要です。同時進行では今どの花弁を塗っているのかが分からなくなってしまいます。さらに、仕上がりの美しさ、完成度の高さが断然違ってきます。

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表現・ワンポイントアドバイス(3)

s-IMG_3143 キャベツです。「見りゃ分かる!」。あ、はいはい、でも今回は、どこから手を付けていいのかわからないようなヤツの、デッサンの順序です。でもこんなものは、実はもう100%近くの手順がちゃんと決まっているのです。万物共通の「大から小へ、太い物から細い物へ」です。

  1. 「この大きさのものを、この画用紙のここに描こう」と場所を決めたら、縦横のサイズを測り、画用紙に大まかな楕円の略図を描きます。そして、その細部をツメ、略図から細密図面に向かって修正を繰り返します。輪郭だけのデッサンが完成します。デッサンの能力は、すぐには上達しませんから、その時点でのご自分の能力の最大成果を見極めて、取り敢えず次に進みます。下の2.と3.を加え、このようなことを何度も何度も続け、積み重ねてゆくことで、デッサン力は必ず向上します。
  2. 描いた楕円には、左側の大きな葉①と、中央に覗いている球体部分②、右端の縦に細く見える葉③の3つが横に並んでいます。①の左端と②の右端は輪郭の一部分ですから、もう決めてあります。だからここで決めることは、①の右端と③の左端です。画用紙の端から端まで目玉を回してキャベツの全姿を眺め、「この曲がり方向は11時、いや1130分方向……と思う」とか「この曲折点は、左右長の中央、いや左部分60%だな、つまり中央より10%ほど右寄り!」などとツメていき、左右の葉の切れ目を、可能な限り正確に描いていきます。
  3. キャベツ全体の底部分、右寄りザッと1/3か1/4の場所から右上に伸びてすぐ左奥に向かう太い中央脈を、位置に注意して正確に描きます。
  4. ①の大きい葉の上部に、フォークのように分岐して伸びる脈が見えます。その下には、単純並行で伸びる脈が数本、同じ間隔で最下端まで並んでいます。まず最上部のフォークを済ませます。次、下部の空き地に、必要な数本のうち真ん中の一本を描きます。次に、今描いて新たに生じた上部の余白の中央に一本、下部の余白の中央に一本、という順序で埋めていきます。間隔は自然に均等になるはずです。

5.3.で描いた中央脈の基部の左右に支脈を、曲がり方向に細心の注意を払って描き込   んでいきます。

6.残りは、網の目のように均等に、同じ密度で全面を覆う細い側脈です。細い脈でも小ジワでも、描こうと思えば次々と見つかり、キリがありません。上は、自動車産業などの大規模工場で行われている品質向上運動を進める場合、改善策の優先順位をABC評価で決めているものを参考にしました。

あ、大切なことをもう一つ。葉脈の太さは、分岐から分岐まで(節から節まで)は同じです。少しずつ太くなったり細くなったりはしません。分岐毎に分かれた分だけ細くなるのです。

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